症状
骨盤がゆがむと背骨もゆがんで全身のバランスが悪くなり、血液の流れが悪くなって、肩こり、腰痛、冷えやむくみが出てきます。代謝が悪くなるので下半身太りや足首が太くなったり、お尻が垂れる原因になります。
ひどくなると内臓にまで影響することもあります。
ちなみに女性の方が、出産をするため骨盤が広く柔軟に出来ているので男性に比べて周りの筋肉も衰えやすく、ゆがみやすいのです。
原因
生活習慣病が長年蓄積された結果によります。かかとが高い靴を履く人
常に同じ側の肩でバッグをもつ癖がある人
足をよく組む人
背中を丸めたまま長時間椅子に座っている人
内股座りや、横向きの寝姿勢をする人
日常生活で無意識に行っている悪習慣が大きな原因になっているのです。
さらに注意して欲しいのがストレス。
生活の中でイライラや不安など、精神的なストレスが溜まることでも、骨盤のゆがみを誘発することになるようです。
体の歪みを直すには、脊柱だけでなく姿勢のかなめである骨盤にも注目しなければなりません。
骨盤に歪みができると、それが脊柱に影響し、姿勢が崩れてきます。
また、骨盤の歪みは子宮筋腫や卵巣のう腫、不妊症などの婦人科疾患の発症原因のひとつにもなり、特に出産についても大きな影響を与えます。
対策
ヒールの低い靴を履く
重心がかたよらないヒールの低い靴やクッション性のあるスニーカーを履いてみましょう。そして、体重を足の内側にかけて重心を外に逃がさないよう意識して歩くことで、骨盤の歪み、脚のむくみも起こりづらくなります。
両足均等に重心をかけてまっすぐ立つ
足の親指で地面を踏み込むと自然と足の内側に重心がかかり、骨盤が外に広がることがなくなります。重心は両足均等に、さらに内側に力を込めるように意識することで「縦の歪み」がなくなり、骨盤の高さが揃います。
イスに座る時はたたんだタオルを敷く
長時間イスに座っていると猫背になり、お腹が圧迫されて呼吸も深く入っていかなくなりますが、たたんだバスタオルをお尻の下の敷いて座ると、不思議と背筋が伸びて姿勢がよくなります。足を組まなくても楽に座れるようになるので、ぜひ試してみて!